2013年4月7日日曜日

【CWM】ClockworkMod-Based Recovery with cray_Doze Mod for Xperia GX/SX/AX/VL/Z v2.1

rootを取ったら、まず併せて導入したいのがCWM。
そんなCWMのXperia GX/SX/AX/VL/Z向け最新版がリリースされました。

2013/4/13 Xperia V(LT25i)9.1.A.1.140 向けの修正版2.1がリリースされましたので、記事を差し替えました。なおGX/SX/AX/VL/Zに関しては、CWM6-cDM_v2.0で問題無いようです。
2013/6/21 2011年Xperiaにも対応したバージョン2.3がリリースされています。こちらの記事を参照してください。
2014/2/21 Android 4.3なXperiaでも動作するバージョン2.5 vfix2を公開しました。こちらの記事を参照してください。

制作者の方にお許しをいただいておりますので、当ブログでも紹介することにします。

■これで何が出来るか
・システムやデータ領域を丸ごとバックアップ、リストア(復旧)が出来る
・カスタム用zipファイルをインストールできる
・比較的安全にシステムファイルの差し替え等が出来る
・その他もろもろ

■リリースアナウンス
以下、リリースアナウンスを引用します。

2013/04/13更新
ClockworkMod-Based Recovery with cray_Doze Mod for Xperia GX/SX/AX/VL/Z v2.1

*使用上の注意*
 ・導入判断および使用に関しては自己責任でお願いします。

[ダウンロード]
CWM6-cDM_v2.1.zip

[CWM Recovery v6.0.3.0]
 ・v6.0.1.2からの主な変更点
  - デフォルトのバックアップ方式がtarに変更
  - wipe battery stat の廃止
  - FullHDデバイスのサポート
  - adb sideload のサポート
 ・cray_Dozeによるfix
  - /etc/fstab 生成時にfs_typeがmediadataの場合、記述生成対象外にするように変更
  - /sdcard が datamedia型で、/data のフォーマットを行う場合に、/data/media だけでなく /data/lost+found も除外するように変更

[cray_Doze Mod v1.0]
 ・[NEW!]/sdcard が datamedia型のデバイス(Xperia Z)での mount USB storage のサポート
  (外部SDのみが mount USB storage 対象になります)
 ・[NEW!]画面解像度に応じたフォントサイズの自動決定
  ( /sdcard/clockworkmod/.default_font_name が存在しない場合)
 ・[NEW!]フォントサイズによる文字表示桁数の自動変更
 ・フォント変更機能(Advancedメニュー内)追加 (変更後再起動要)
  (設定は /sdcard/clockworkmod/.default_font_name に保存されます)
 ・[NEW!]reboot recovery メニューを reboot CWM Recovery メニューに変更
 ・[NEW!]power off メニューの追加
 ・[NEW!]adb sideload モードからボタンで復帰できるように変更(最大1秒のラグがあります)
 ・[NEW!]test key モードから電源ボタンで復帰できるように変更
 ・getpropコマンド機能(/sbin/getprop)追加
 ・busybox環境差異吸収
  →「/system/btmgr/bin」にbusyboxを配置しています。消さないでください。

[既知の不具合]
 ・本CWM Recoveryのインストール後に電源OFF充電ができなくなる場合があります。
  その場合は、以下の fix charger zip を CWM Recovery でインストールしてください。
   - fix_charger_for_Z.zip
   - fix_charger_for_AX-VL.zip
   - fix_charger_for_GX-SX.zip
 ・Xperia V の 9.1.A.1.140 ファームの場合、画面タッチでもCWMが起動します。

[主に Xperia Z 向けの注意事項]
 ・/sdcard = /data/media となっています。
  - /data/meda は、バックアップ/リストアの対象外です。
  - 「format /data」では、/data/media は保持されます。(削除されません)
  - 「format /data and /data/media (/sdcard)」では、/data/media を含め削除されます。
  - /data は、umount できません。
 ・外部SDについて、SDXCや64Gに関しては実地/ソース共に未検証のため保証できません。
  最悪の場合メディア破損により外部SD上のデータを全ロストする可能性がありますので、
  事前のバックアップを強く推奨します。

[必要条件]
 ・Windows PC
  - USBドライバインストール済であること
 ・端末(Xperia GX/SX/AX/VL/Z)
  - root化済であること
  - busyboxインストール済であること
  - 「提供元不明アプリ」のチェックが入っていること
  - 「USBデバッグ」のチェックが入っていること

[インストール方法]
 ・ダウンロードリンクから CWM6-cDM_v2.1.zip
 ・CWM6-cDM_v2.1.zip を解凍
 ・cwm-install.batを実行
 ・画面の指示に従って操作

[謝辞(Thanks)]
 ・Koush for recovery sources
 ・CyanogenMod and FreeXperia team for related sources and environ.
 ・DooMLoRD (I referred to some files in his ramdisk.)
 ・goro_tsukiyama and nao3shogun for debug.
 ・huhka_com (I referred to runme.bat in his rootkit.)

[変更履歴]
 v2.1 (2013/04/13) (CWM6-cDM_v2.1.zip)
  ・Xperia V 9.1.A.1.140 ファームにてCWM起動時にロゴフリーズする問題の対応
 v2.0 (2013/04/06) (CWM6-cDM_v2.0.zip)
  ・CWM Recoveryのベースを v6.0.3.0 に変更
  ・Xperia Z のサポート追加
  ・Xperia Z での mount USB storage のサポート
  ・画面解像度に応じたフォントサイズの自動決定
  ・フォントサイズによる文字表示桁数の自動変更
  ・power off メニューの追加
  ・adb sideload モードからボタンでの復帰(最大1秒のラグあり)
  ・test key モードから電源ボタンでの復帰

■簡単な使い方説明
・CWMの起動
端末の電源を入れると、しばらくしてLEDが青く点灯します。
すかさず電源/音量大/音量小のいずれかのボタンを押し、そのまま押しっぱなしにします。
数秒後、LEDが青から緑に変わるので、ボタンを離します。
しばらくするとCWMの画面(以下「メインメニュー」とします)になり、起動完了です。

・メニュー操作等
選択肢の移動 → 音量大/音量小ボタン
決定 → 電源ボタン
「+++++Go Back+++++」を選んで決定すると、1つ前のメニューに戻ります。

・バックアップ
メインメニューで「backup and restore」を選び、次のメニューで「backup」を選ぶと、内部ストレージにバックアップが作成されます。
「backup to external sdcard」だと、外部SDカードにバックアップされます。

・リストア(復旧)
「backup and restore」のメニューで「restore」を選ぶと、内部ストレージに保存してあるバックアップデータがリストアップされます。
その中からリストアしたい日付時刻のものを選ぶと、10個の「No」と1個の「Yes」が表示されます。
本当にリストアしたい場合は「Yes」を選んで決定。
外部SDカードからのリストアは、「backup and restore」のメニューで「restore from external sdcard」を選んで進めてください。

・カスタム用zipのインストール
メインメニューで「install zip from sdcard」を選びます。
次のメニューで、zipが内部ストレージにある場合は「choose zip from sdcard」、外部SDカードにある場合は「choose zip from external sdcard」を選びます。
その後ファイルのリストが表示されるので、インストールしたいzipを選び決定します。
リストアの時同様、10個のNoと1個のYesが表示されるので、Yesを選べば、インストール開始となります。

また、PCから直接zipファイルをインストールしたい場合は、メインメニューで「install zip from sideload」を選ぶと待機状態になるので、PC側で「adb sideload zipファイル名」を実行してください。待機状態を解除したい場合は、端末の任意のボタン(電源/音量大/音量小のいずれか)を押してください。(ボタンを押してから待機状態が解除されるまで若干のタイムラグがあります。)

・PCからの操作
端末の通常起動時と同様、PCから「adb」コマンドで操作できます。
ただし、CWM起動直後は「/system」や「/data」がマウントされていない状態ですので、これらにアクセスする場合はメインメニューの「mounts and storage」を選び、次のメニューの「mount /system」や「mount /data」を実行してマウントしておいてください。
なおCWMモード時はAndroidのシステムが起動する前の状態なので、比較的安全にシステムファイルの操作が行えます。

・CWM終了
メインメニューの「reboot system now」でCWMを終了し、端末を再起動します。
また「power off」で端末の電源を切ります。

■その他
上記で説明した以外にもいろいろ機能がありますが、私自身あまり使ったことが無いので説明しきれません。
しかし上記の機能だけでも、端末をいじるうえでは十分便利になることでしょう。
最後になりましたが、制作者の方々(cray_Dozeさんはじめ、クレジットに挙がっている方々)には大変感謝しております。
素晴らしいツールをありがとうございます。

5 件のコメント:

  1. キャッスル2013年4月8日 22:36

    情報有り難うございます。
    古いバージョンのCWMが適用されている状態なのですが、
    上書き適用で問題ないのでしょうか?

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    1. 私も旧バージョンに上書きしましたが、特に問題無さそうですよ。

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    2. キャッスル2013年4月8日 23:05

      キューブキューブさん

      ご回答ありがとうございました。
      早速チャレンジしてみます。

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  2. いつも参考にさせて頂いてます。
    いままでTWRPを入れていたのですが、arc時代から馴染みのCWMがZに正式対応ということで導入してみました。バックアップが内部ストレージに置かれてしまったため、フォルダごとSDに移動しました。一度内部ストレージに保存されたデータをSDに移動してもそのまま使えるのでしょうか?再度バックアップとればいいのですが、TWRPと違いバックアップに30分以上かかるので。。。
    あと、本体起動時にTWRPを選択できなくなったのですが、なにか設定などあれば教えてください。

    宜しくお願いします。

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    1. 私自身詳しくありませんが、まずCWMとTWRPは同じリカバリ領域を使用していると思いますので、CWMを導入した時点でTWRPは上書きされて使えなくなっているのではないでしょうか。
      また、内部ストレージから外部SDに移動してそのままいけるかどうかはちょっと怖いですね。もしアレでしたら、アナウンス元の掲示板 http://xperia-freaks.org/bbs/forum/xperia-z-android-development/cwm-based-recovery-with-cray_doze-mod-for-xperia でお尋ねになられた方が良いかもしれません。作成者の方から回答が得られる可能性があります。

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